思想史講座

 懐徳堂研究会:〈大正〉を読む

20世紀における〈帝国〉日本とは大正に形成されたのです。にもかかわらず大正は明治と昭和との間に陥没させたままです。遅まきながら大正の読み直しの作業を始めたいと思います。大正という時代の特色を示す著述を読みながら、この時代を考えていきます。

    会場 梅田・アプローズタワー・関西学院会議室(梅田・茶屋町口3分)
 日時 毎月原則的に第3土曜日:午後1時10分~3時10分
 講義予定[15年度前期] ■〈大正〉を読む

第1回  大杉栄と二つの批判的先見性        4月18日   14階1402会議室
第2回  貧乏か貧困かー河上『貧乏物語』      5月16日   13階7号会議室
第3回  〈大正〉を読む              6月20日   14階1406会議室
第4回  〈大正〉を読む              7月18日   10階1002会議室
第5回  津田『神代史の研究』を読む        9月19日   14階1401会議室
(その回ごとにテーマを具体化してご案内します。)

[参考文献] 第2回:河上肇『貧乏物語』(岩波文庫など)
湯浅誠『反貧困』(岩波新書)、岩田正美『現代の貧困』(ちくま新書)

 会費 研究会会費:前期5回分 3,500円  講義日によって参加される方は1回:800円  申し込み 参加申込みは講座当日会場にても受け付けます。

昭和思想史研究会:〈大正〉を読む

 私たちは昭和日本をさまざまなテーマにしたがって読み直してきましたが、〈帝国〉日本の特質は大正にこそ形成されたのではないかという思いを強くさせていきました。〈大正〉こそが問題なのです。ところが人はこの時代を〈大正デモクラシー〉ということ以上に知ろうとはしません。大正を明治と昭和との間に陥没させたままでいいとは思いません。大正の再認識作業をしてみませんか。大正の特質を伝える著述などを読みながら、大正における20世紀日本の形成を考え直してみたいと思います。

    会場 早稲田大学14号館10階1060教室  早稲田キャンパス案内図はこちらから
 日時 第10回 9月12日(土) 13:00-15:30
 講座「津田左右吉『神代史の研究』を読む」 子安 
 

[参考文献] 津田左右吉『神代史の研究』
※資料は当日配布いたします。

 会費:一回ごと500円です。

 

■第6期 昭和思想史研究会「〈大正)を読む」記録
第1回 14.10.11. 講座・「なぜいま〈大正〉なのか」 子安
第2回 14.11.15. 講座・「〈大逆事件〉とは何であったのか」 子安
第3回 14,12.13, 講座・「〈大逆事件〉─その証言と物語」 子安
第4回 15.01.10. 講座・「幸徳とアナーキズム─「直接行動論」とは何か」 子安
        第5回 15.02.14. 講座・「いま大杉栄を読むこと」 子安
第6回 15.04.11. 講座・「大杉栄と二つの批判的先見性」子安
第7回 15.   05.   16.      講座・ 「貧乏か貧困か—河上肇『貧乏物語』を読む・1」 子安
第8回 15.   06.   13.      講座・  「河上は『貧乏物語』どう廃棄したか」 子安
第9回 15.   07.   11.      講座・  「貧困・格差」問題と「資本主義」読み方 子安
第10回 15.   09.   12.      講座・  津田左右吉『神代史の研究』を読む 子安

■第5期 昭和思想史研究会「中国問題」記録
第1回 14.4.12. 講座・「台湾学生の〈民主的決起〉の意味するところ」  子安
報告・「丸山眞男の反ファシズム論
第2回 14.5.10. 講座・「この中国認識はなぜ問われねばならないか」  子安
特別講座・「〈新左派〉思想家汪暉について」 栄剣
第3回 14.6.14. 講座・「中国と〈帝国〉的視野─琉球・チベット論」 子安
報告・「柄谷の「交通」概念はどこに消えたか」 本多
第4回 14.7.12. 講座・「中国と〈帝国〉の経験─中国で『世界史の構造』を読むこと」 子安
第5回 14.9.13. 講座・「帝国と儒教と東アジア─〈東アジア〉問題を今どう考えるか」 子安

■第4期 昭和思想史研究会「歎異抄の近代」・記録
第1回 12.10.13 講座・なぜ「歎異抄の近代」か 子安
報告・尖閣/釣魚島、リァンクール礁(竹島/独島)問題を中心に・長谷川
第2回 12.11.10.講座・清沢満之をどう読むべきか・清沢論の1 子安
第3回 12.12.1. 講座・精神主義という〈信〉の確立・清沢論の2 子安
報告・中国革命論のパラダイム転換 石井知章(明治大学)
第4回 13.1.12. 講座・「如来は天と命との根本本体・清沢論の3」 子安
報告・「靖国問題の現在」 子安
第5回 13.2.9.  講座・「天命に安んじて人事を尽くすべし
                   ─真宗的俗締論・清沢論4 子安
第6回 13.4.13. 講座・「歎異抄はいかに語り出されたか─暁烏敏論1」 子安
第7回 13.5.11. 講座・「近代に反復される親鸞と歎異抄─暁烏敏論2」 子安
第8回 13.6.8.  講座・「文学における『歎異抄』─倉田百三『出家とその弟子』」 子安
報告・「日本思想史と中国認識」(台湾・清華大学・講演) 子安
第9回 13.7.13. 講座・「文学における『歎異抄』─丹羽文雄『菩提樹』」 子安
第10回13.9.14. 講座・「なぜ「日本的霊性」なのか─鈴木大拙『日本的霊性』」子安
第11回13.10.12.講座・「私は宗教的人間である─三木清遺稿「親鸞」を読む」 子安
第12回13.11.9  講座・「〈わが親鸞〉はどこに立つのか-野間宏『わが塔はそこに立つ』 子安
第13回13.12.14 講座・「(過去)との読み直し的和解─野間論の2」 子安
第14回14.1.11. 講座・「信と不信との間─吉本隆明『最後の親鸞』を読む・1 」 子安
第15回14.2.8. 講座・「僧に非ず俗に非ず─吉本隆明『最後の親鸞』を読む・2 」 子安
第16回14.3.8. 講座「親鸞一人がためなりけり─滝沢克己『「歎異抄」と現代』を読む」 子安

■第3期 昭和イデオロギー研究会・記録
第1回 10.5.8.  講座序・東アジアを考える・子安
報告・小林秀雄と戸坂潤・その2・宮川康子(京都産業大学)
第2回 10.6.12  講座・北一輝と中国革命─『支那革命外史』を読む・1 子安
報告・1940年代日本の「東亜史」構想 長谷川亮一(千葉大)
第3回 10.7.10  講座・北一輝と中国革命─『支那革命外史』を読む・2 子安
報告・昭和戦時下の日本医学界と中国留学生・見城悌治(千葉大)
第4回 10.9.11  講座・溝口雄三と中国的近代─『中国の衝撃』を読む 子安
報告・「国家神道と日本人」という言説」 子安
第5回 10.10.9  講座・「戦没学生の手記」と日中戦争」 子安
報告・「植民地近代化」への視点  土田秀明(仏教大学)
第6回 10.11.13.講座・われわれにおける劉暁波問題 子安
報告・小林秀雄論-ベルグソン論の挫折と『本居宣長』 宮川康子(京産大)
第7回 10.12.11. ノーベル平和賞授賞式に当たって
特別講座・「劉暁波が提起する問題
─『天安門事件から「08憲章」へ』再読 子安
報告・「軍事経済大国・中国」1 高橋琢磨(明治学院大)
第8回 11.1.8.  講座・「シナ人に代ってシナ人の為に考える
─内藤湖南『支那論』を再読する」子安
報告・「軍事経済大国・中国」2  高橋琢磨(明治学院大)
第9回 11.2.12. 講座・「湖南は中国の将来に何を予測し、予測しなかったか
─内藤湖南・新『支那論』を再読する」 子安
第10回 11.4.9.  講座・「橘樸の『支那社会研究』を読む・その1」 子安
報告・「大川周明の『日本精神研究』について」子安
第11回 11.5.14. 講座・「橘樸の『支那社会研究』を読む・その2」 子安
第12回 11.6.11. 講座・「橘樸の方向転換をめぐって」 子安
報告・「地図から消えた島々」 長谷川亮一(千葉大学)
第13回 11.7.9.  講座・「東洋的社会とは何か─森谷克己の著作を中心にして」 子安
翰光『亡命─遙かなり天安門』上映と報告 子安
第14回 11.9.10. 講座・「日本知識人と中国問題」  子安
報告・「津田左右吉と宋明儒学批判」  土田秀明(東洋大学)
第15回11.10.22. 講座・「中国の村落的社会基層論」 子安
第16回11.11.12. 講座・「尾崎秀実と東亜協同体論」 子安
報告・「交換と主体化─社会的交換から見た個人と社会」清家(早大)
第17回11.12.10. 講座・「尾崎秀実と東亜協同体論・その2」 子安
第18回 12.1.14. 講座・「日中戦争と文学」1─『生きている兵隊』 子安
報告・「太平洋の世紀と日本」 中田安彦(副島国家戦略研究所)
第19回 12.2.25. 講座・「日中戦争と文学」2─『麦と兵隊』  子安
報告・「古事記の成立をめぐって─「序」を読む」 子安
第20回 12.4.14. 講座・「竹内好と中国像の転換・1
                   ─竹内好『現代中国論』を読む」  子安
第21回 12.5.12. 講座・「文学的な、余りに文学的な─竹内好『評伝毛沢東』を読む」子安
第22回 12.6.9.  講座・「〈文革〉を終えないこと─加々美光行『逆説としての中国革命』」 子安
第23回 12.7.7.  講座・「〈方法としてのアジア〉と〈方法としての中国〉との間」  子安
第24回 12.9.8.  講座・「現代中国の歴史的な弁証論─溝口雄三『中国の衝撃』を読む」 子安

■第2期 昭和イデオロギー研究会・記録
第1回 08.5.10.  和辻倫理学講座1・なぜいま和辻の『倫理学』なのか─『倫理学』と意味の過剰
研究報告・小林秀雄と歴史の問題・宮川康子(京都産業大)
第2回 08.6.14.  講座2・「倫理」をわれわれの言葉とする虚構─彼は無知犯か、確信犯か
研究報告・昭和日本と「原始」への視点・山泰幸(関西学院大)
第3回 08.7.12.  講座3.「倫理」語の死と再生
研究報告・「皇国史観」再論・長谷川亮一(千葉大)
第4回 08.9.13.  講座4・「倫理」への問いの現在
報告・「論語と信について」 子安
第5回 08.10.11. 講座5・「倫理とは何であるか」という問い 子安
報告・和辻倫理学における「公」と「私」について 清家竜介(早稲田大学)
第6回 08.11.8.  講座6・「倫理」という言葉と解釈学 子安
報告・李静和の政治思想 立花涼
第7回 08.12.13. 講座7・人間学への視点─マルクスからの始まり 子安
報告・津田試論  土田秀明(仏教大学)
第8回 09.1.10   講座8・われわれの倫理学の形成─和辻倫理学の再出発 子安
報告・小林秀雄とドストエフスキー 宮川康子(京都産業大学)
第9回 09.2.14   講座9・人間存在の二重構造─「人倫」概念の再構成 子安
報告・岡倉天心の「東洋文明史」がいかに創出されたか 閻小妹(信州大学)
第10回 09.3.14  講座10・人の肉体は」物体化されるか─個人殺しの物語 子安
報告・思想史の方法─いま『論語』をどう読むのか 子安
第11回 09.4.11  講座11・人間共同体を倫理学はどのように語るか 子安
報告・「狭義の日本人」と「広義の日本人」  イ・ヨンスク(一橋大学)
第12回 09.5.9   講座12・なぜ二人共同体から始まるのか─公共性概念と人間共同体  子安
第13回 09.6.13  講座13・経済社会をどう読み直すか─トロブリアンド島からの視点 子安
報告・昭和における東洋史の表象 長谷川亮一(千葉大学)
第14回 09.7.11  講座14・なぜ「市民社会」ではないのか─町人根性と資本主義の精神 子安
第15回 09.9.12  講座15・「民族」を語り出すこと─和辻における「偶像再興」 子安
報告・玄月の『眷族』をめぐって 立花涼
第16回 09.10.10 講座16・〈民族〉によって〈文化〉を奪い取ること─文化共同体論の解読 子安
報告・国体概念と神道のつながり 中村香代子(早稲田
大学)
第17回 09.11.14 講座・和辻倫理学はその時終わったのだ─「国家」章の修正はない 子安
報告・日本のポストモダン思潮の歴史的文脈とその概要 林少陽(東京大学)
第18回 09.12.12 講座・国破れて山河はあるか─和辻国家論の戦後 子安
緊急集会 10.1.23     天安門事件と08憲章を考える
第19回 10.2.13  講座・二つの国民道徳論の間・その1 子安
報告・小林秀雄と戸坂潤  宮川康子(京都産業大学)
第20回10.4.10   講座・和辻『倫理学』はいかに完結したか─それはもうスキャンダルである 子安)
報告・アジアの影:『「アジア」はどう語られてきたか』・梅森直之(早大)

■第1期 昭和イデオロギー研究会・記録
第1回 07.4.14. 講座1・近代の超克論序章
第2回 07.5.12. 講座2・事変の現実と理論との間─座談会「大陸政策10年の検討」
研究報告・15年戦争期における文部省の「皇国史観」・長谷川亮一(千葉大学)
第3回 07.6.9.  講座3・「世界史の哲学」の時─座談会「世界史的立場と日本」
研究報告・念仏者暁烏敏と日本主義・福島栄寿(札幌大谷大学)
第4回 07.7.14. 講座4・詩は世界秩序を変革する─日本浪曼派と文学的叛乱
研究報告・美学主義と政治性:日本浪曼派保田与重郎試論・林少陽(東京大学)
第5回 07.9.8.  講座5・東亜と「日本的平和」の構想─東亜協同体論・再論
研究報告・昭和日本とデュルケーム問題・山泰幸(関西学院)
第6回 07.10.13 講座6・大東亜戦の開戦と錯誤の感動─「支那事変」と「大東亜戦争」との間
報告:人が其処に住むこと─琉球問題を考える・子安
第7回 07.11.10 講座7・保田與重郎の戦時と戦後─例え戦争が無償に終っても
報告:日本近代史・瞥見─『近代を越える』を軸に・・吹田尚一(元敬愛大教授)
第8回 07.12.8  講座8・竹内好と二つの魯迅─ドレイ論的日本近代批判
報告:昭和の神社の言説・中村香代子(早稲田大学)
第9回 08.1.12  講座9・近代の超克と戦争の二重性─竹内好と永久戦争の理念
報告・新しき中世─鈴木成高における近代の超克・内田圭二
第10回 08.2.9  講座10・アジア主義という対抗軸─日本近代史と戦争の二重性
報告:今村仁司と「清沢問題」・子安
第11回 08.3.8  講座11・アジアによる超克とは何か─「方法としてのアジア」をめぐって
報告:毛沢東の『矛盾論』をめぐって・土田秀明