《子安宣邦のホームページ・思想史の仕事場からのメッセージ》
[お知らせ]
19年5月10日「blog」を更新しました。
「思想史教室」のお知らせ=5月のご案内
*だれでも、いつからでも聴講できる思想史講座です。
*「明治維新150年」がいわれています。「明治維新」と「日本近代」とのこの当たり前の結びつきを読み直して見ようと思います。この読み直しを私に促したのは津田左右吉の明治維新観です。津田は維新に国民的変革としての正統性を認めませんでした。この維新観は私に「維新と日本近代」との読み直しの可能性を与えました。この大きな課題に半世紀にわたる私の思想史的作業のすべてをもって答える積もりです。
*論語塾は「鬼神論」をテーマにして新しい講座を始めました。「鬼神」とは「祖霊」であり、「霊魂」でもあります。これを「祖霊」といえば「鬼神論」は祖先祭祀を基礎づける論の性格をもち、これを「霊魂」といえば人の生死と死後とを包括した宇宙論の性格をもちます。*論語塾では鬼神論とともに『朱子語類』の巻一「理気」上、巻三「鬼神」を読みます。
*思想史講座―「明治維新と日本近代」
*会費は実費(会場費・テキスト代)を頂戴いたします。資料は当日配布します。
*大阪教室:懐徳堂研究会
5月18日(土)・13時00分〜15時00分
「日本近代化」再考
ーなぜ、どのように読み直すか
会場:梅田アプローズタワー・13階10号室
*東京教室:昭和思想史研究会
5月11日(土)・13時00分〜15時30分
「日本近代化」再考
ーなぜ、どのように読み直すか
会場:早稲田奉仕園・セミナーハウス101教室(バス「馬場下」下車、穴八幡宮の裏手)
*参考文献:丸山眞男「開国」など(『近代主義』現代日本思想大系34,筑摩書房)。
*論語塾―「鬼神論」を読む
『朱子語類』と平田篤胤『霊の真柱』を読みます。
5月は北京講演のためお休みします。次回は6月22日(土)です。
6月22日(土)13時〜15時30分
① 『朱子語類』を読むー巻三「鬼神」
② 平田篤胤『霊の真柱』(岩波文庫)
資料は当日配布します。
参考文献:子安『鬼神論ー神と祭祀のディスクール』(白澤社)、三浦国雄『「朱子語類」抄』(講談社学術文庫)、『平田篤胤の世界』(ぺりかん社)。
会場: rengoDMS(連合設計社市谷建築事務所)JR飯田橋駅西口から徒歩5分